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美容室を開業する際のポイントと成功するための秘訣
美容室を開業する際のポイントと成功するための秘訣
美容室の開業を検討している方にとって、どのように準備を進めるべきか悩むことも多いのではないでしょうか。成功する美容室の開業には、計画的な準備と効果的なポイントを押さえることが重要です。
本記事では、美容室を開業する際の流れや必要な準備、成功するための秘訣について解説します。これから美容室を開業したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
Contents
美容室開業に必要な準備
開業には、店舗の内装工事などの設備資金や当面の運転資金などを用意します。自己資金で賄えない場合は、銀行などの金融機関から融資を受けます。
また、美容室を開業するには、保健所の許可や消防署の検査、税務署や労働保険の手続きも必要です。
1. 資金計画
美容室の開業には多額の資金が必要です。資金計画をしっかり立てることで、開業後の運営もスムーズに進みます。
●内装工事費
●設備・備品費用
●広告宣伝費
●運転資金(開業後数ヶ月の家賃・人件費など)
資金不足を避けるためにも、余裕を持った計画が重要です。また、日本政策金融公庫などの融資制度を活用するのも選択肢の一つです。
美容室の内装工事にかかる費用相場はこちらを参考にしてください。
2. 許可申請と手続き
美容室を開業するには、必要な許可や手続きがいくつかあります。
これらの手続きをスムーズに進めるためには、事前に必要書類や条件を把握しておきましょう。
・ 美容師免許
美容師として業務を行うためには国家資格が必要です。
・管理美容師免許
2名以上のスタッフを雇う場合、衛生管理責任者としてこの資格が求められます。
・ 保健所への届け出
美容所開設届を提出し、施設の検査を受けます。
・消防署への届け出
防火・防災設備が基準を満たしているかを確認します。
・税務署への届け出
開業届や青色申告承認申請書を提出します。
美容室・理容室の創業ポイントはこちらをご参考ください
美容室開業までの流れ
1. コンセプトを明確にする
美容室の開業で最初に考えるべきは、どのようなコンセプトで運営するかです。
●ターゲット層を決める(例:20代女性向け、家族向けなど)
●サロンのテーマを決定する(例:ナチュラル系、モダン系、高級感のあるラグジュアリー系など)
コンセプトが明確であれば、内装やサービス内容を一貫させやすくなり、ターゲット顧客の満足度を高めることができます。
ナチュラル系の美容室をつくりたい方はこちらを参考にしてみてください
「美容室の内装をナチュラルに仕上げるポイント|おしゃれな内装事例も紹介」
2. 物件選び
物件の選定は美容室の成功に直結する重要なポイントです。
●立地:人通りが多い場所やターゲット層が集まりやすいエリアを選びましょう。
●広さ:セット面やシャンプー台を効率よく配置できる広さが必要です。
●賃貸契約条件:初期費用や家賃の負担を考慮し、収益計画に合った物件を選びましょう。
美容室に向いている物件というと、視認性は高く目立つといった点から1階の路面店で角地がいいと言われることが多いですが、もちろんそういったテナントは賃料も高いです。
美容室の場合、家賃は売上の10%に抑えたいので不向きな場合があります。
ご自身の予算や、ターゲットなどを確認しながら物件選びを進めていくのがいいでしょう。
3. 内装デザインと工事
美容室の内装は、来店者の第一印象を決める大事な要素です。
●空間の統一感を持たせる
●清潔感と機能性を両立させる
●SNS映えを意識して写真を撮りたくなるスポットを設ける
特に開業直後は、SNSでの口コミ拡散が集客に役立つため、内装デザインにもこだわりましょう。
美容室の内装は他の業種と異なり、非常に特化された空間設計が求められます。
いくらおしゃれでも機能面で使いにくさがあると、折角オープンしても改装が必要な箇所が出てきたりしてしまいます。
サロンはそこで働く美容師さんはもちろん、お客様も入り口からチェアへ、チェアからシャンプー台へと、人の移動が多い空間です。
そのため、動線を踏まえたデザインになっていない場合、スタッフやお客様の移動に支障が出る可能性があります。
当然、お店によってコンセプトは違いますから、一概に正解があるわけではありませんが、外してはいけないツボはあります。
その点は美容室の経験がある会社に相談するのがいいでしょう。
内装をおしゃれにするポイントはこちらを参考にしてください。
「美容室の内装デザインをおしゃれにするポイントを解説!内装例・インテリアの選び方も紹介」
4. 必要な機器や備品を準備する
美容室の運営には、以下のような機器が必要です。
●セット椅子
●シャンプー台
●ワゴン、ミラー
●レセプションカウンター
質感やデザインにも気を配り、サロンの雰囲気に合ったものを選びましょう。
美容室で必ず必要なミラーの大きさは接客スタイルに影響します。
スタッフ間でのコミュニケーションを取りながら接客をする場合は、鏡を大きくした方が背後のスタッフの動きが把握しやすくなりますが、個別で接客をする場合は鏡を小さくしても問題はなく、コストカットすることも出来ます。
5. スタッフの採用と教育
優れた技術を持つスタッフの採用は、美容室の成功を左右します。
美容室は「90%が10年以内に離職する」といわれるほど、人材の確保が難しい世界です。
人材が流出してしまうと著しい売上の低下につながりかねます。
美容室はお客様に対する差別化だけでなく、スタッフの働き方に対する差別化も必要になります。
スタッフが働きやすい環境を整えることで、離職率を低く抑えることができます。
定期的な技術研修や接客マナーの指導も欠かせません。
美容室開業を成功に導く秘訣
1. 差別化ポイントを明確にする
競争が激しい美容業界で成功するためには、他店との差別化が欠かせません。
●独自のサービス(ヘッドスパ、トリートメントメニューなど)
●地域性に合った価格設定
●サロンの個性を活かしたデザインや接客
2. マーケティングと広告を活用する
開業時には特に集客が重要です。
マーケティングとは市場調査や商品開発、販売戦略、売上促進など「モノやサービスを売るために必要な行動すべて」を指します。
マーケディングを考える場合、まずは基本を抑えておく必要はあります。基本を理解できていなければ分析や検証ができず、たとえ効果が出ても一時的なものになってしまうでしょう。
●SNS広告:InstagramやTikTokで写真や動画を活用した投稿を行う
●口コミキャンペーン:来店者に特典を提供し、口コミを広げてもらう
●公式サイトや予約システム:見やすく予約しやすいWebサイトを整備する
3. リピーターを増やす工夫
新規顧客だけでなく、リピーターを増やすための仕組みづくりも大切です。
●ポイントカードや次回予約特典
●誕生日クーポンや季節限定キャンペーン
●顧客情報を管理し、パーソナライズされたサービスを提供する
メンバーズカードの作成を迷っている方はこちらの記事をご参考ください。
「美容室の効果的なメンバーズカード(ポイントカード)とは?リピート率が上がるデザイン・仕組みもご紹介」
4.経験豊富な会社に依頼する
美容室の内装は、水道やガスの容量など確認すべきポイントが沢山あります。
内装デザインのコストはできるたけ抑えたいものです。
しかしコストを重視しすぎると、本来カットしてはいけない部分までカットしてしまい、後で後悔するというケースも珍しくありません。
どこを抑えるのか、専門の業者に相談しながら進めていくのがいいでしょう。
例えば、水回りの床に配管を通す場合、床を一度高くする床上げという作業が必要になります。
シャンプー台周りの床はよく水に濡れるので、床上げの際、専門の業者は構造に注意しますが、そうじゃない業者が作業した事例で、簡単につくられていて、数年で腐食してしまうといった例もあります。
内装を選ぶポイントはこちらでも解説しています。
「美容室の内装を選ぶポイントを解説!アイテム選び・相場などもご紹介」
また、デザインから工事まで、一貫して依頼できる内装会社を選ぶことでコスト削減が可能です。
デザインと工事の会社を分けてしまうと、デザインを依頼した後に工事会社に依頼します。その分スケジュールが必要になり、工事に時間がかかることが多いです。
また、デザイン料は別途かかりますが、一括して依頼する方がそれぞれの業者への依頼・管理の手間は省けます。
コルモデザインでは、開業の相談も承っております。
施工800店舗の実績から、初めての開業でご不安な方にもご安心いただけるようサポートいたします。
美容室開業のまとめ
美容室の開業は、多くの準備が必要ですが、計画をしっかり立てることで成功への道が開けます。
コンセプトの明確化や資金計画、効果的な集客施策を行い、ターゲットに愛される美容室を目指しましょう。
当社では、施工800店舗の実績から美容室の開業に必要な内装デザインや設計をトータルでサポートしています。
美容室の開業についてお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。