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美容室の効果的なメンバーズカード(ポイントカード)とは?リピート率が上がるデザイン・仕組みもご紹介

メンバーズカード(ポイントカード)はサロンの情報がぎゅっと詰め込まれた便利な販促ツールです。しかし、近年はアプリでカードの管理をする方も多く、紙製の役割が薄くなっていることも事実でしょう。

サロン経営者の方の中には、「メンバーズカードは不要かも…」と思っている方も多いのではないでしょうか?

結論から言うと、メンバーズカードはきちんと作って上手に活用することがオススメです。今回は、作成例も含めてメンバーズカードを作成するポイントをご紹介していきます。

メンバーズカード(ポイントカード)の必要性

オシャレな内装の美容室にするために、メンバーズカードは美容室だけではなく、業界を問わず幅広いお店で活用されています。美容室ではリピーター獲得において欠かせないものと言えます。
それぞれのお店によってメンバーズカードの活用方法が異なり、内容やデザインにこだわっているサロンも多いでしょう。

まずはメンバーズカードを「作る派」「作らない派」それぞれの意見を参考に見ていきましょう。

 

作る派の声

・次回予約の確認として利用する
・カルテを作らずメンバーズカードで管理する
・溜まったポイントを見やすくする
・メンバー意識を持ってもらう
・カードデザインでサロンイメージを印象付ける

メンバーズカードに次回予約欄を設けることでお客様の来店忘れ防止に繋がり、来店頻度を確認することもできたり、施術メニュー欄を設けると前回のメニュー内容が記録として残るためカルテ代わりにもなります。
また、ポイントが溜まっている様子が目に見えてわかるためお客様にとって嬉しいことでもあります。次回特典が受けられると分かれば、来店頻度をあげたりいつもより単価の高いメニューで予約をしたりとお客様の購買意欲を促すことにも繋がります。

関連記事:あわせて読みたい顧客満足やリピートに繋がるカルテのポイントはこちら
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その中でも作る派の最大の理由は、カードを利用してメンバー意識を持ってもらうことでリピート率が上がることでしょう。通い続けてもらうために、メンバーズカードは有効な手段の一つと考えられます。

一方で「作らない派」の意見は以下のようなものがあります。

 

作らない派の声

・アプリで管理のため不要
・お客様の負担を減らす
・情報漏洩を防ぐため

最近はポイントや予約履歴などをアプリで管理するお店が増え、紙では作らないという意見もあります。またメンバーズカードが紙だと、管理するお客様の負担になることも事実です。他の店舗のカードと混ざってしまったり財布に入れ忘れてしまったりすることも少なくはないでしょう。
紛失のリスクもあるため、お客様の名前や電話番号といった個人情報が記載されているものを作らないという意見もあります。

 

メンバーズカード(ポイントカード)を作成するポイント

 

メンバーズカードを作成するにあたり、何から考えれば良いのか悩まれる方も多いのではないでしょうか。
せっかくメンバーズカードを作成するのであれば、少しでもお客様のリピートに繋がるような情報を掲載することをオススメします。お客様の知り合いに紹介してもらう際にも役立つメンバーズカードの作成ポイントを紹介していきます。

 

種類を選ぶ

先程「作らない派」の意見にもありましたが、メンバーズカードには紙とアプリの2種類があります。アプリだと紙のような保管の手間は省くことができ、オンライン予約や自動的にキャンペーンなどの通知を送ることができるものもあります。しかし登録方法や使用方法を説明する必要もあり、それぞれのメリット・デメリットを考慮した上でサロンのターゲット層に合わせて選択をすることがとても重要です。

関連記事:さらに集客に繋げるターゲット層の絞り込みについてはこちら
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内容を考える

サロンの住所・電話番号・営業時間などの基本情報に加えて、SNSのQRコードを掲載することをオススメします。サロンで運用しているアカウントを知ってもらうことで、お客様からも好感を持ってもらうことができ、サロンの信頼感にも繋がります。
また、「友達紹介で20%OFF」や「口コミ投稿で5%OFF」などお客様にとってお得なキャンペーン情報を盛り込むこともオススメです。数あるサロンの中から選んでくださったお客様への感謝の気持ちを込めて、お得なキャンペーン情報を積極的に告知してみてください。

デザインを考える

メンバーズカードはサロンイメージを伝える一つの手段です。おしゃれで洗練されたデザインのメンバーズカードであれば、他店のカードよりも目立って印象に残りやすくなるでしょう。無意識にでも目に留めてもらうことで、お客様の印象に刷り込まれていき「あのお店に行こう!」と思い起こしてもらうきっかけにもなります。

また、カード作成にはシングルタイプ(両面)と二つ折りタイプがあります。
シングルタイプは掲載範囲が限られているため、内容が多すぎると必要な情報が埋もれてしまう可能性があります。しかし二つ折りタイプよりはかさばらないため保管しやすいです。
二つ折りタイプは基本情報に加えてキャンペーン内容や次回予約・メニュー欄などたくさんの情報を掲載することが可能ですが、保管の手間はあるでしょう。
それぞれのメリット・デメリットを考慮して、また盛り込む内容のボリュームに合わせて選ぶことが重要です。

 

売上に繋がるメンバーズカード(ポイントカード)とは?

 

せっかくメンバーズカードを作成するのならコストもかかるため、売り上げに繋げられる仕組み作りが重要です。メンバーズカードはリピート獲得に非常に有効的ですが、ただ作成すれば良いというものではありません。きちんとポイントをおさえて、お客様に喜んでもらえる内容にしましょう。

 

オプションサービス

ヘッドスパやトリートメント、マッサージなどのオプションサービスを、メンバーズカードの特典としてプレゼントすることがオススメです。ヘッドスパを推したい場合はショートスパを特典にするなど、サロンの推したいメニューで特典を考えると良いでしょう。普段とは異なるメニューをお客様に体験してもらうことでオプションサービスを追加してもらえる可能性があり、客単価アップにも繋がります。

アイテムのプレゼント

お客様にリピートしてもらい売り上げに繋げるなら、達成ポイントに応じたアイテムのプレゼントも有効的です。「10ポイントで500円OFF」のように特典として値引きをしているサロンも多いですが、達成したお客様がそれ以降来店されないというリスクもあります。
長くサロンを愛してもらうためには、シャンプーやトリートメントなどサロンで取り扱っているアイテムをプレゼントすると良いでしょう。アイテムを気に入って貰えば継続的に購入してもらえる可能性もあるため、売り上げにも繋がります。

有効期限を設定する

メンバーズカードに有効期限がないとお客様を繋ぎ止めておく効果が薄いため、有効期限を設定することが大切です。無理のない期限を設定して「ポイントが無駄にならないようにまた行こう」と感じてもらえるようにしましょう。発行日からあまりに早く有効期限を迎えてしまうようでは、お客様に良い印象を与えないため「1年で○回通えば達成できる」というように設定することがオススメです。

適切なサービス還元率を設定する

リピーターを獲得したいがためにサーピスの還元率を下げすぎることはNGです。例えば、「20回来店しないと達成できない」というように達成不可能な設定では、ポイントを貯めようというお客様の意欲が損なわれてしまいます。とはいえ還元率を上げすぎるとサロン側が損をしてしまう可能性もあります。お店の売上を直接的に下げてしまう割引は、よく計算して長期的に経営にダメージを与えない程度の数値にし、メンバーズカードの特典にも適用するようにしましょう。

また、客層に合わせたカードの作成をするサロンもあります。例えば、学生に特化した専用カードを作成し「次回予約で10%OFF」などと特典を設定するとリピートに繋げやすくなります。
常識的かつ現実的な範囲で、適切なサービス還元率を設定しましょう。

ランクアップ制度を設ける

クレジットカードに見られるような、ランクアップ制度をメンバーズカードにも導入しても良いでしょう。VIP会員限定のスペシャルメニューや無料オプションなど、特別感を演出すれば「常連客で良かった」と感じてもらいやすくなります。
リピートしてくださるお客様というのはサロンにとってとても貴重な存在のため、いつも来てくださるお客様に満足してもらえるよう、特別なサービスを提供すると良いでしょう。

美容室のリピート獲得方法については「美容室のリピーター獲得方法6選」を参考にご覧ください。

関連記事:生産性の高い美容室サロン経営方法とは?
関連記事:美容室の経営戦略とは?集客・売上増加のマニュアルをわかりやすく解説

 

メンバーズカード(ポイントカード)の作成例

 

用途や店舗の目指す未来により仕様や中身が変わってくるメンバーズカードを実績を基に紹介します。あなたの目指す美容室になるにはどの形や内容が合いそうなのか参考にしてみてください。

 

シングルタイプ(両面)

スタンダードな形です。名刺サイズはカード入れに入らないサイズのため注意が必要ですが、二つ折りなどに比べ財布に入れてもかさばらないためオススメです。
スタンプスペースの確保が少なくなってしまうのでスタンプが溜まりやすく、追加での印刷をする頻度が多くなるため注意が必要です。


 

ステップカード

シングルタイプに多いもう一つの種類がステップカードです。ステップカードはその名の通り、ステップを踏んでポイント付与をする方法です。
例えば、1ステップ目で「2回目来店時500円OFF」、2ステップ目に「3回目来店時トリートメント施術無料」、3ステップ目には「4回目来店時クイックスパ施術無料」といったように、来店を重ねるたびに特典がアップグレードしていく仕組みがステップカードです。
来店を重ねるごとに魅力的な特典を得られるため、一定期間は高い確率でリピーターになってもらえるという点がメリットとなります。

 

二つ折りタイプ

十分なスペースを確保しやすい二つ折り。注意事項や店舗情報もしっかり入れられるため複数出店しているグループ店舗様に多い仕様です。
折を中心に、上下左右で情報を分けやすいのでさまざまな使用ができます。


こちらは表面はデザインのみ、裏面は店舗情報や注意事項を記載。
中面はスタンプスペースとは別に次回予約を書けるスペースを確保しています。


こちらも表面と裏面は同様で、中面はスタンプスペースのみにししっかりスタンプを押せるようになっています。


こちらは裏面にご紹介の情報も入れることで、既存のお客様にご友人やご家族のご紹介を促しています。中面にはメニュー価格を記載し、自分のしたいメニューと価格を照らし合わしながら予約の連絡を入れることができます。

実績は一部になりますので、弊社の実績をもっと見たいという方は下記よりご覧ください。

実績用インスタグラムはこちら
ピンタレストはこちら

 

まとめ

 

今回は美容室のメンバーズカードについてお伝えしました。

メンバーズカードを作成し、うまく活用することで美容室の売り上げアップにつなげられます。ほかにも商品の購入につながったり、顧客情報を獲得できたりと、サロンにとってメリットはたくさんあります。商品のプレゼントやオプションのサービス、ランクアップ制度などプラスアルファのサービスを提供することで、お客様に喜んでもらいリピート率を上げれるようなカードが実現するでしょう。新規からリピート増加のアイデアについてはこちらも参考にご覧ください。

 

コルモデザインは美容室に特化した店舗デザイン・販促物の制作(チラシ・メンバーズカード・名刺など)をご提供しております。まずはお気軽にご相談ください。

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